スロベニアのコロナ状況とリュブリャーナのクライミングジム/Life in Slovenia with Covid.

最近ヨーロッパのコロナ感染が深刻というニュースを日本でも流しているようですが、スロベニアの名前は出てこないので今回はこちらのコロナ状況について書きたいと思います。
11月22日現在、オーストリアの様に都市封鎖は行われておりませんが、現状はオーストリアより深刻です。スロベニアの人口は200万人で毎日の新規感染者が3000人以上死亡者が20人前後報道されています。これを日本の人口で考えると新規感染者が毎日18万人以上、死亡者が1200人!新規感染者に関しては、教師や生徒、公務員などは2日に一回簡易チェックが義務化されたので、検査数が日本とは比較にならないほど多いため何とも言えませんが、死者数には驚きです。それに加え、日本では私の知人友人でコロナに掛かり寝込んだ人の話を知りませんが、此処では私達が知っているクライマーや身近な友人達の多くがコロナに掛かって患った経験を持っていることに驚きです。私が此処に来てから3週間の間でも近所や友人の7人位が発症しています!さらに驚いたのが、先週岩場で会って少し話した女性国際ガイドが、今週コロナに掛かり寝込んでしまいまったそうです(怖)

85才のお義母さんと同じ家に住んでいるので(フラットは別)、私達は家にウイルスを持ち込まないためかなり気をつけている方ですが、日本人の私から見ると周りの人達の振るまいが緩いので落ち着きません。スーパーやガソリンスタンドでさえワクチン証明等が無いと入れないという厳格さだし、「あの人はマスクしてない」とか「近づきすぎる」とか他人の振るまいに文句を言う割に、友人知人・親戚間ではマスク無しだし、会食や訪問・握手も普通です。岩場でも知り合い同士だと全然無防備、マスク無しで大きな声で話してます。(基本的にみんな、外なら大丈夫だと思ってるようです)

私の感じたところでのスロベニア人は昔から知人贔屓です。
ヨーロッパ(特にバルカン半島)は近代歴史の中でも翻弄されていた場所ですから、味方と敵を区別する必要があるのかもしれません。私の夫(ツヴェート)は旅先で知らないスロベニア人に出会うと必ず「誰それ知ってる?」みたいな話から入り、お互いの知人がいることで距離を縮めうち解け合います(小さい国なので結構繋がります)。そして心を開いて親しくなるとお互いとても助け合います。それはとても素敵なことだけど、近しいからコロナ感染してない理由は無いわけで・・
感染ピークが始まった11月の初め「みんな揃ったから天気の良い日に外でBBQならみんなで出来るよね?」と親族から言われた時や「遊びに行っても良い?」とか「うちに遊びに来て!」と友人達に言われた時のには返答に困りました。一番怖いのはこういう身近な人への警戒心の無さ、日本は「同調圧力」での”警戒”ならこちらは「同族圧力」で”無防備”?(苦笑)でもみんなと会うのはやはり楽しいので、4人くらいなら気をつけて会食したいな♪

感染率が多い理由の1つはワクチン接種率の低さも考えられます。スロベニアは日本より3ヶ月くらい早くからワクチン接種が始まりましたが、現在52%の接種率です。(お義母さんは3回目も受けました)ワクチンはありますが、他のヨーロッパ同様、拒否している人が多いからです。これも近代歴史によって国民は政府が信じられないという事なのかもしれません。スーパーやレストラン等の入り口で接種証明を求められますが、スーパーの前で揉めているのを何回か見ました。
こういう差別的な方法はあまり気分の良いやり方だとは思えませんね・・
スロベニアでも毎週水曜日、首都のリュブリャーナでデモが行われているらしく、在スロヴェニア日本大使館からも注意勧告メールが届いています。

話はぐーっと変わって、そのリュブリャーナにあるクライミングジムです。数年前も通っていたジムで18mの壁に3本のビレーボーイがあります。寒くない時には外壁にも3-4面ルート壁があるしボルダーも2部屋あるすばらしいインドアジムです。事務所兼カフェにあるドラフト地ビールが最高!ショップもあって、日本贔屓のスタッフが何時も割り引いてくれるので此処でのお買い物も楽しみの一つです♪
此処は近場のインドアとは違って寒くはありませんが混んでます。しかもみんなマスクを着けてるんだか着けてないんだか・・夕方からは人数がさらに増えて12才以下の子はマスク義務が無いのに大きな声で騒ぐので早々に逃げ出した次第です…

ヨーロッパ全体だと接種率の高いドイツでさえ感染拡大しているのを見ると結局ワクチン効力が落ちてきてるからかなぁ・・と思うので接種が3ヶ月遅れの日本来年2月に大6波?そうならないことを祈るばかりです。